MEMS協議会産学連携ワークショップ(2)
本年度より、出展大学や国立研究所による最新研究テーマの発表の場として、見本市会期中の7/29と7/30の二日間「MEMS協議会産学連携ワークショップ」を開催いたします。
7/30(木)
11:00 | 11:20 |
SRI インターナショナル 先端自動制御技術センター |
皮下ダイヤモンド探針を用いた長期連続グルコース測定 |
全世界で1億8000万人の推定患者がいる糖尿病の合併症の症状緩和にグルコース量の把握が重要。長期に安定正確な連続計測を可能にする、高生体親和性マイクロセンサ、広帯域赤外分光、細胞間質液中グルコースの皮下計測等の既存技術と、装着型分光計、光ファイバ、生体内をサブミリ光路長で計測するダイヤモンドセンサヘッドなどの新技術の組み合わせで新システムを構成する。 |
発表者:フィジカルサイエンス及び創薬バイオ部門 部長 大内 聡美 問合せ:TEL:03-5211-8511 EMAIL:souchi@sri.co.jp |
11:20 | 11:40 |
東北大学 工学研究科 江刺・田中研究室 |
東北大学が目指す先端融合研究 -マイクロシステム研究開発拠点- |
東北大学を中心とする「マイクロシステム融合研究開発拠点」プロジェクトの狙いは、MEMSとLSIを一体化した新しい集積化マイクロシステムの研究開発と、これらをイノベーションに繋げるためのシステムの改革にあります。MEMSとLSIを融合することで生まれるマイクロシステムはあらゆる産業を支える重要な要素となります。本発表では、本プロジェクトの概要と、研究開発についての説明を行います。 |
発表者:研究員 牧志 渉 問合せ:TEL:022-795-6937 EMAIL:makishi@mems.mech.tohoku.ac.jp |
11:40 | 12:00 |
名古屋大学大学院 生田研究室 |
光駆動ナノマシンと化学ICチップが拓く未来医療 |
90年代、生田らにより世界に先駆けて開発されたマイクロ・ナノ光造形法を用い、数ミクロンのナノロボットハンドが開発されている。光で創り、光で動かし、さらに光で極微小な力センシングまで実現している。遠隔操作で生細胞の微細操作と剛性の同時計測ができている。バイオ化学ICも、30種近いチップが開発され、指先サイズのリアルタイムPCRチップなど、緊急性の高い応用が進行中である。 |
発表者:工学研究科マイクロナノシステム専攻 教授 生田幸士 問合せ:TEL:052-789-5024 EMAIL:ikuta@mech.nagoya-u.ac.jp |
12:00 | 12:20 |
立命館大学 ナノマシンシステム技術研究センター |
ナノマシンシステム技術研究センターの研究活動紹介 |
ナノマシンシステム技術研究センターではマイクロからナノのサイズのMEMS/NEMS研究分野をカバーする環境の整備および学内外の研究者・技術者との密な交流を図り、参・官・学連携の推進を通して新たな産業創出に質する活動を進めています。その研究活動と成果について紹介します。 |
発表者:立命館 グローバル・イノベーション研究機構 教授 杉山 進 問合せ:TEL:077-561-2802 EMAIL:mka22017@se.ritsumei.ac.jp |