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プロジェクトの概要 | 関係資料・関係サイト |
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2014年11月、当センター(一般財団法人マイクロマシンセンター)が参画する畜産センサ研究コンソーシアム(代表研究機関:独立行政法人農研機構動物衛生研究部門)が提案した「生体センシング技術を活用した次世代精密家畜個体管理システム」が、SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)課題「次世代農林水産業創造技術」における「(1)農業のスマート化を実現する革新的な生産システム①高品質・省力化を同時に達成するシステムⅵ)繁殖成績の向上や栄養管理の高度化のための次世代精密家畜個体管理システムの開発」の包括提案として採択されました。
その後、本プロジェクトでは畜産センサ研究コンソーシアムが主体となり、同じく技術提案として採択された岩手大学の2テーマを合わせて次世代精密家畜個体管理システムの研究開発を進めました(当センターもコンソーシアムの一員として参画)。
本プロジェクトは、当初の計画では2018年度まで研究開発を行うこととなっていましたが、計画変更により研究期間が短縮され、2016年度末をもって終了となりました。本プロジェクトの多大な研究成果についてはいろんな形で今後の展開を図っていくこととしています。(2017.3) |
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(研究の概要) |
[研究イメージ図]
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牛の受胎率の低下や生産病の多発は、優良な子牛の生産や、肥育や搾乳などの生産性の高水準化の実現にとって大きな阻害要因となっています。この問題を解決するためには、日々変化している牛の繁殖機能や栄養・健康状態などの様々なバイタルサイン(生命情報)を連続的にモニタリングして、必要な牛の生体情報を個体ごとに見える化し、随時利活用できる技術の開発が必要となります。
本研究では、必要期間連続で低侵襲に腟内モニタリングが可能な無線センサ端末や活動量をモニタリングできるインテリジェント首輪等を開発し、これを利用して発情行動が微弱化した牛においても授精適期を判定する技術を開発して受胎率の向上や分娩管理の軽減化を図ります。
また、長期間連続して牛の第一胃(ルーメン)機能や体温、ストレス等の栄養生理機能を連続モニタリングできる無線センサ端末を開発し、これを利用して乳・肉の生産向上に効果的な飼養管理技術を開発するとともに、生産病(消化器病、呼吸器病など)の早期診断及び効果的な治療・予防技術を開発することを目的とします。
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(研究体制-リーディング22機関による産学官連携体制) |
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→ 体制図の拡大(PDFファイル) |
リーディング22機関による産学官連携体制を組み、畜産センサ研究コンソーシアムが主体となって一体的に研究を進めることとしています。畜産センサ研究コンソーシアムは農研機構動物衛生研究部門が代表研究機関となります。
また、本件に関するSIPの管理法人は農研機構生物系特定産業技術研究支援センターが務めています。
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