ケモメカニカル材料 【けもめかにかるざいりょう:Chemomechanical material】 0201202-31

【定 義】 化学エネルギ-を機械エネルギーに直接変換することのできる材料。

【解 説】 コラーゲンや高分子ゲルはpH、温度、イオン種、イオン強度、溶媒等の変化により、可逆的な膨潤、収縮を起こし機械エネルギーへの変換を行う。 応答速度が拡散速度に影響を受ける場合には、できるだけ細く、薄く、小さくして単位体積当たりの表面積を増加させると性能が向上するので、マイクロ化には適している。 単位断面積当たりの力としては人間の筋肉と同等の力を発生するものもある。 実用化のためには、供給できる化学エネルギーのエネルギー密度が小さいことが問題となる。

【参考資料】 (4)(6)(30)

【関連用語】 鞭毛モータゲル高分子アクチュエータ