マイクロ理工学 【まいくろりこうがく:Micro-science and engineering】 

【定 義】 MEMSが使われるような微小な世界における理工学。(JIS/2016) 

【解 説】 機械システムをマイクロ化していくと,種々の物理パラメタが変化する。その変化は,次の二通りの場合がある。
1) マクロな世界での変化の外挿で予測できる場合。
2) マイクロな世界での特殊性が顕在化してきて,外挿が不可能になる場合。
2)の場合,微小な世界での現象を説明するために,新しい理論式又は実験式を確立しなければならない。さらに,このような工学問題を取り扱うための分析法及び統合法を新たに開発する必要がある。材料科学,流体力学,熱力学,トライボロジー,制御工学及び運動力学は,マイクロメカトロニクスを支える基礎であるマイクロ理工学として体系化できるであろう。(JIS/2016)

【参考資料】 (1)(2)

【関連用語】