1 マイクロナノ2007成功裏に開催される(7月25日~27日)
平成19年7月25日(水)~27日(金)、東京ビックサイト及び有明ワシントンホテルで開催した総合イベント『マイクロナノ2007』が盛況のうちに終了しました。
--マイクロナノ2007-- |
国際展示会(Exhibition) |
コンファレンス(Conferences) |
■第18回マイクロマシン/MEMS展
精密・微細加工、バイオに関する国際展示会
期日:7月25日~27日
会場:東京ビックサイト |
■MEMSフォーラム
-MEMS関連産業の発展を目指して-
期日:7月25日
会場:東京ビックサイト特設会場
■第13回国際マイクロマシン・ナノテクシンポジウム
-MEMSの未来:マイクロ加工とナノ・バイオとの融合
による革新的デバイスの創生-
期日:7月26日
会場:有明ワシントンホテル
■MEMSフォーラム
(国際標準化セッション)
-MEMS国際標準の活用-
期日:7月27日
会場:東京ビックサイト特設会場
■ファインMEMSプロジェクト中間成果発表会
-NEDO委託・助成「高集積・複合MEMS製造技術開発事業」
(平成18年度~平成20年度)-
期日:7月27日
会場:東京ビックサイト特設会場 |
今年の「マイクロナノ2007」は、マイクロナノ分野(マイクロマシン、MEMS等)の産業交流をより効果的に推進するため、昨年に引続き展示会、カンファレンスを包含した総合イベントとして、7月25日(水)~27日(金)の3日間の日程で開催しました。
(1)第18回マイクロマシン/MEMS展(7月25日~27日)
「第18回マイクロマシン/MEMS展」は、昨年の東京国際フォーラムから、今年は会場を東京ビックサイトに移し、出展社数は362社、3日間の入場者は合計で12,424名とマイクロマシン展では過去最大の展示会となりました。
会場が広くなったので、余裕を持って展示を見て回ることができたと好評でした。
マイクロマシンセンターのブースでは、センターの活動および調査資料の紹介を行い、海外からの来場者を含めて多くの方のとの情報交換を行いました。また、ブースにMEMS設計用ソフトMemsONEの紹介コーナーを設置し、β版の機能説明を行い、具体的な使用方法や正式版の内容等への質問に対応いたしました。
<マイクロマシンセンターのブース> |
<MemsONE β版展示コーナー> |
下表のように、MEMS産業の拡大に対応して、年を追う毎に展示会の規模を拡大しております。
開 催 年 度 |
会 場 |
入場者数 |
参加団体 |
第18回(H19) |
東京ビックサイト |
12,424名 |
362団体 |
第17回(H18) |
東京国際フォーラム |
11,736名 |
313団体 |
第16回(H17) |
科学技術館 |
9,098名 |
259団体 |
第15回(H16) |
科学技術館 |
8,213名 |
247団体 |
第14回(H15) |
科学技術館 |
8,793名 |
238団体 |
来年度の第19回マイクロマシン/MEMS展は引続き東京ビックサイトにおいて、2008年7月30日(水)~8月1日(金)に開催を予定しています。
(2)第13回マイクロマシン・ナノテクシンポジウム(7月26日)
第13回国際マイクロマシン・ナノテクシンポジウムが7月26日(木)マイクロナノ2007のイベントとして東京ベイ有明ワシントンホテルの「アイリス」にて開催されました。今年は「MEMSの未来:マイクロ加工とナノ・バイオとの融合による革新的デバイスの創生」をサブタイトルに、以下の内容で米国3名、ベルギー1名、イタリア1名、日本8名の講演者を招待し、MEMSとナノ・バイオとの融合分野の最先端の研究開発動向を「環境・エネルギー」、「快適・安心・安全」、「医療・福祉」の分野への展開について発表が行われました。会場には延べ255名が参加され活発な討論が行われました。
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第13回マイクロマシン・ナノテクシンポジウム会場 |
当日は経済産業省製造産業局産業機械課 秋庭英人課長を来賓にお迎えし、現在のMEMS産業の位置付けと、今後、第3世代MEMSを“産業のマメ:BEANS”としてわが国の国際競争力強化に寄与してほしいとのご挨拶がありました。
◆基調講演 MEMSの未来 :司会 諸貫信行(首都大学東京 )、古田一吉(セイコーインスツル(株) )
・BEANS : 20年後の社会にインパクトを与える異機能集積デバイス
東京大学 藤田博之
・未来のヘルスケアを実現するバイオ活性フォトニクスとオプトロニクスの科学技術
Luke Lee(Berkeley Sensor & Actuator Center, UC Berkeley)
◆セッション1 環境・エネルギー分野への応用 : 司会 三木則尚 (慶應義塾大学)
・自律型ワイヤレスセンサネットワークにおけるマイクロパワー源
Gyselinckx Bert(Holst Centre, IMEC)
・壁紙型アンビエントインテリジェンスとマイクロナノ印刷
染谷隆夫(東京大学)
・有機光デバイスの最前線
安達千波矢(九州大学)
◆セッション2 快適・安心・安全分野への応用 : 杉山正和(東京大学)
・世界最小、最薄のICタグチップ
宇佐美光雄(㈱日立製作所)
・未物理センサが引張るMEMSのコモディティー化の波
Benedetto Vigna(STマイクロエレクトロニクス)
・深紫外、ならびにテラヘルツ半導体発光素子の進展と応用
平山秀樹(理化学研究所)
・ナノ粒子合成とそのアプリケーション - 米国ナノテクベンチャー成功例 -
神部信幸(NanoGram Corporation)
◆セッション3 健康・医療分野への応用:東京大学 竹内昌治
・移植医療の現場が望む革新的デバイス
興津 輝(京都大学)
・近未来の脳神経外科治療
鈴木謙介(筑波大学)
・体内埋込型マイクロデバイス:最新コンセプトと展望
Yogesh B. Gianchandani (University of Michigan)
・細胞機能計測と再生医療用バイオナノプラットホームの開発
小寺秀俊(京都大学)
<オープニング> |
<基調講演> |
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(財)マイクロマシンセンター
野間口 有理事長 |
経済産業省産業機械課
秋庭 英人課長 |
東京大学
藤田 博之教授 |
UC Berkeley
Luke Lee |
<セッション1> |
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Holst Centre, IMEC
Gyselinckx Bert |
東京大学
染谷 隆夫准教授 |
九州大学
安達 千波矢教授 |
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<セッション2> |
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㈱日立製作所
宇佐美光雄主管研究長 |
STマイクロエレクトロ
ニクス Benedetto Vigna |
(独)理化学研究所
平山 秀樹氏 |
NanoGram Corporation
Founder&CTO
神部信幸 |
<セッション3> |
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京都大学
興津 輝助教 |
筑波大学
鈴木謙介講師 |
University of Michigan
Yogesh B. Gianchandani |
京都大学
小寺 秀俊教授 |
(3)MEMSフォーラム
①MEMS関連産業の発展を目指して(7月25日)
マイクロマシン/MEMS展の展示会場内に設けた特設会場において、MEMS協議会の諸活動の情報発信・意見交換の場である『MEMSフォーラム―MEMS関連産業の発展を目指して―』を開催いたしました。当日は特設会場の定員を上回る300名以上の聴講者があり、盛況理に終了いたしました。
初めに、MEMS協議会事務局長・青柳桂一よりMEMS協議会の諸活動を紹介した後、セッション1~4の構成により開催しました。
MEMSフォーラムでの各セッションの講演内容・講演者は次のとおりです。
○セッション1:MEMS産業基盤強化
MEMS産業基盤強化に向けて、MEMS産業動向と、産業基盤強化を①MEMS人材基盤、②MEMS設計基盤、③MEMS製造基盤、の3つの観点から、次の方々からご講演をいただきました。
・オープン化するMEMS業界
日経BP社 マイクロデバイス副編集長 三宅常之氏
・MOTプロジェクト研究でのMEMS応用事業推進者の育成
東京理科大学 板生清教授
・MEMS人材育成とMEMS商業化技術
(独)産業技術総合研究所 先進製造プロセス部門
主幹研究員 前田龍太郎氏
・MemsONE(MEMS用設計・解析支援システム)の特長と事例紹介
京都大学 小寺秀俊教授
・MEMSファンドリーネットワーク構築に向けた活動紹介
ファンドリーサービス産業委員会委員長
松下電工㈱ 富井和志氏 |
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MEMS協議会
青柳桂一事務局長 |
日経BP社
三宅常之氏 |
東京理科大学
板生清教授 |
(独)産業技術総合研究所
前田龍太郎氏 |
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京都大学
小寺秀俊教授 |
松下電工株式会社
富井和志氏 |
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○セッション2:産学連携
セッション2では、MEMS協議会活動を支える産学連携の観点から、産学連携セッションをオーガナイズされた名古屋大学教授 佐藤一雄氏の司会のもと、MEMS協議会アカデミアアフィリエートからの情報発信として、次の方々からご講演をいただきました。
・3次元マイクロ・ナノ光造形のMEMS・バイオチップ応用
横浜国立大学大学院 丸尾昭二准教授
・ヘテロウエハ接合による3D集積化研究会
東京大学大学院 須賀唯知教授
・分野横断的・新領域対応型研究活動組織
マイクロ・ナノ工学専門会議の発足
京都大学 小寺秀俊教授 |
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名古屋大学
佐藤一雄教授 |
横浜国立大学大学院
丸尾昭二准教授 |
東京大学大学院
須賀唯知教授 |
京都大学
小寺秀俊教授 |
○セッション3:国際交流 ―Asia MEMS Forum―
MEMS協議会が日本におけるMEMS産業化推進の中核として機能する場合、必要となる海外MEMS関連団体との協力関係の構築を進めていますが、今年は特にアジアとの連携構築を進めています。この観点から、第1回アジアMEMSフォーラムのセッションを設け、アジアにおけるMEMS産業・技術動向について、次の方々からご講演をいただきました。
・MEMS in China Mainland
Senshu University,Ishinomaki,Japan: Dong F.Wang
・Micro/Nano Technology in Korea
KIST,Korea: Young-Ho Cho
・MEMS & Nanotechnology in Taiwan
Industrial Technology Research Institute(ITRI): M.S.Lin
・MEMS Industry Forum(MIF)
Towards Virtuous Cycle of the
MEMS Industry Growth of Asia
Micromachine Center,Japan: Junji Adachi
なお、インドから予定していた「Microsystems and Nanotechnology Activities in India-Current
Status」(Indian Institute of Technology.Delhi,India: Dr. Shiban K Koul)については、Koul教授が急用で来日できなかったなため、配布資料発表の形となりました。 |
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Senshu University,Ishinomaki,Japan
Dong F.Wang |
KIST,Korea
Young-Ho Cho |
Industrial Technology Research Institute(ITRI)
M.S.Lin |
Micromachine Center,Japan
Junji Adachi |
○セッション4:調査報告
セッション4は、マイクロマシンセンター/MEMS協議会での調査研究事業(NEDO技術開発機構からの受託、機械システム振興協会からの受託)について、その結果概要の報告を行いました。
・MEMS関連市場調査結果報告
マイクロマシンセンター 阿出川俊一部長
・マイクロマシンプロジェクト アウトカム調査結果報告
㈱日鉄技術情報センター田村信一部長
・BEANS(第3世代MEMSの実現を目指して)
マイクロマシンセンター 安達淳治部長)
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マイクロマシンセンター
阿出川俊一部長 |
㈱日鉄技術情報センター
田村信一部長 |
マイクロマシンセンター
安達淳治部長 |
今年のMEMSフォーラムは、第18回マイクロマシン/MEMS展の会場内に設けた特設会場で開催したことにより、新技術・新製品の展示と併せ、MEMS関連技術動向、産業動向のカンファレンスへの参加も容易になり、MEMSビジネス、MEMS技術についての現状と展望が一望できたことで、ご好評をいただきました。
MEMS協議会では、MEMS関連産業の発展のための課題の共通認識を深める機会の場としてのMEMSフォーラムの内容充実を図っていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。 |
②国際標準化セッション(7月27日)
MEMSはセンサーからマンマシンインターフェースや医療、自動車産業からITやAVなど多くの分野に用いられる世界的な先端成長産業となってきましたが、一方では世界共通の標準が殆ど無い分野でもあり、産業発展の大きな障害の一つとなっています。
マイクロマシンセンターではマイクロナノ技術分野における国際標準規格づくりに他国に先駆けて精力的に取り組んでいます。具体的には、2002年に「MEMS専門用語」に関する規格案、2003年に「MEMS用薄膜材料の引張試験法」、「MEMS用薄膜材料の引張試験用標準試験片」の試験法に関する2件の規格案を提案し、これら3件が昨年までにIEC国際規格として発行されました。
そこで、これを機会に、企業並びに関係者に国際標準の重要性を理解いただき、この国際標準を活用いただくことを目的に、「マイクロナノ2007」の3日目、最終日である27日(金)にマイクロマシン/MEMS展の展示会場内に設けた特設会場において、MEMSフォーラム・国際標準化セッションを開催しました。
午前中のイベントながら、137名の参加者があり、国際標準活用の啓発イベントとして、十分な成果が得られたものと思います。セッションは、マイクロマシンセンター標準化事業委員会の大山委員長の開会挨拶で始まり、講演テーマ、講演者は次の通りです。
・経済産業省の国際標準化政策
経済産業省産業技術環境局・電子標準化推進室 和泉 章室長
・MEMSの国際標準化動向と標準化ロードマップ
国際標準化工学研究所代表
帝京大学理工学部情報科学科 大和田邦樹教授
・MEMS用語集規格の概要
首都大学東京 システムデザイン学部 諸貫信行教授
・引張試験法と標準試験片規格の概要
熊本大学大学院 自然科学研究科マテリアル工学専攻 高島和希教授
・試験装置の国際規格への対応について ~試験機メーカの観点から~
㈱島津製作所 分析計測事業部 応用技術部試験計測グループ 長谷川 忠氏 |
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標準化事業委員会
大山尚武委員長 |
経済産業省 電子標準化推進室
和泉 章室長 |
帝京大学
大和田邦樹教授 |
首都大学東京
諸貫信行教授 |
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熊本大学大学院
高島和希教授 |
㈱島津製作所
長谷川 忠氏 |
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(4)ファインMEMSプロジェクト中間成果発表会(7月27日)
マイクロナノ2007イベントの一環としてNEDO委託・助成「高集積・複合MEMS製造技術開発事業(ファインMEMSプロジェクト)」の中間成果発表会が7月27日(金)に東京国際展示場特設会場にて開催されました。
オープニングでは、ご来賓として経済産業省製造産業局産業機械課、岡橋寛明課長補佐と(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、高安正躬理事のお二人をお迎えし、プロジェクトリーダである東京大学大学院情報理工学系研究科長の下山勲教授から「ファインMEMSプロジェクトの概要」と題して、助成事業を含むプロジェクト成果の概要をお話いただきました。
引き続いて、委託事業の全8テーマの最新成果について各テーマの開発担当者から詳細に報告され、活発な討論が行われました。
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経済産業省/産業機械課
岡橋寛明課長補佐
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NEDO
高安正躬理事 |
東京大学大学院
下山勲教授 |
発表会終了後には、展示会場内の「NEDO高集積・複合MEMSプロジェクト」ブースにおいて技術相談会を開催し、プロジェクト成果の実用化を目的として、研究開発担当者と来場者が直接議論する場を設けました。
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<熱気に包まれた発表会場> |
<ファインMEMS展示ブース> |
今回の発表会では、特設会場に当初設けた120席が開始と同時に満席となったため、急遽40席を追加いたしましたがこれも直ぐに満席となり、終始熱気に包まれた会場の雰囲気からは、本プロジェクトへの期待が極めて大きいことが強く感じられました。
また、今回は126名の発表会出席者および219名の展示会ブース来場者のご協力で、沢山のアンケートを集計することが出来ました。今後分析を行い、本プロジェクトで開発された製造技術の早期実用化に向けた取り組みを推進していきたいと考えています。 |
1 第9回MEMS講習会の開催案内(8月28日)
当センターファンドリーサービス産業委員会では、MEMS産業の裾野を広げ、その発展を促進するために初心者・中級者を対象に現在まで8回のMEMS講習会を開催してきましたが、今回、第9回MEMS講習会「MEMSの設計・加工技術と応用例」を開催いたします。
なお、今回は特に、「MEMSの設計技術」として、新たに開発されたMEMSデバイス設計支援用ツール「MemsONE」の概要及び「MemsONE」を使用したMEMSデバイス設計事例の講演がありますので積極的なご参加をお願い致します。
第9回MEMS講習会「MEMSの設計・加工技術と応用例」
(初心者・中級者向け)
◇日 時:2007年8月28日(火)13:00~17:50~19:00
◇場 所:アルカディア市ヶ谷(東京・私学会館)6階阿蘇及び6階伊吹
〒102-0073 東京都千代田区九段北4丁目2番25号
TEL:03-3261-9921(代表)
地図URL http://www.arcadia-jp.org/
◇参加費: 一般 10,000円 / MEMS協議会メンバー 8,000円
参加費には講習会資料と懇談会費が含まれます。
参加費は当日会場で支払い下さい。
現金支払いのみの受付(領収書を発行します)となります。
◇定 員:100名 (定員になり次第、締切りさせて頂きます。)
◇参加申込:このメール最終部分の申込欄に必要事項をご記入の上、
メール又はFAXにてご送信ください。
◇問合せ先:〒101-0026 東京都千代田区神田佐久間河岸67 MBR99ビル 6階
財団法人マイクロマシンセンター
ファンドリーサービス産業委員会講習会担当(織田、酒向)
TEL 03-5835-1870, FAX 03-5835-1873
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ プログラム ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
第9回MEMS講習会「MEMSの設計・加工技術と応用例」
13:00 主催者挨拶
青柳 桂一(財団法人マイクロマシンセンター 専務理事)
13:10 MEMSの集積・融合の進展と新産業創出への期待
杉山 進(立命館大学COE推進機構 教授)
14:10 MEMSの設計技術(1) 設計技術及び設計ツール概要
小寺 秀俊(京都大学大学院 工学研究科 教授)
14:40 MEMSの設計技術(2) MEMSデバイス設計事例
光偏向器の設計:村上 賢治(オリンパス(株)研究開発センター 課長)
RF-MEMSの設計:森口 誠(オムロン(株)先端デバイス研究所 主事)
センサーMEMS設計:桐原 昌男(松下電工(株)EMITデバイス開発部)
宮武 岳洋(松下電工(株)先行技術研究所)
15:25~16:00
技術相談会(各社パネル展示説明及びMemsONEビデオ放映)及び休憩
16:00 MEMS応用例(1) ナノインプリントプロセス技術
高橋 正春((独)産業技術総合研究所先進製造プロセス研究部門
グループ長)
16:45 MEMS応用例(2) MEMS加速度センサーとその応用
坂田 稔(STマイクロエレクトロニクス(株)APMグループ 課長)
17:30 ファンドリーサービス産業委員会活動紹介
富井 和志(松下電工(株)新規商品創出開発部EMIデバイス開発部
主担当)
---- 休憩 17:50~18:00 ----
18:00~19:00 懇談会 (6階伊吹)
◆ 参加申込
下記に必要事項をご記入の上、E-メール又はFAXにてご送付ください。
E-mail: mems-ws@mmc.or.jp / FAX: 03-5835-1873
http://fsic.mmc.or.jp/mems-koshu/koshu-9/koshu-9.html
====== お申込は下記の申込欄のみをご返信下さい。========
*----*----*----*----*----*----* 参加申込み欄 *----*----*----*----*----*
第9回講習会「MEMSの設計・加工技術と応用例」参加申込欄
(2007年8月28日(火)開催)
申込者氏名:
氏名フリガナ:
会社・団体名:
所属部署:
役職:
勤務先〒番号:
勤務先住所:
TEL:
E-mail:
参加費: どちらか一方を残してください
①一般 (10,000円) ②MEMS協議会メンバー (8,000円)
*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*
2 MemsONEβ版講習会の開催案内
MEMS用設計・解析支援システム開発プロジェクトが生み出したソフトウェア「MemsONEβ版」の頒布を6月初旬より開始致しました。MemsONEを日本国内に広く普及させるためには、操作手順や解析の技術的なユーザ支援が不可欠です。このため、複数のPCにMemsONEβ版をインストールした環境を用意し、実際にPC上でMemsONEβ版を使ってGUI操作や解析手順を中心に指導を行います。この講習会を実習講座と称し、基本コースと応用コースの2コースを用意しています。開催期間は7月から来年1月迄で、期間の前半は基本コースを、後半は応用コースを予定しています。
○基本コース: フレームワーク操作と解析ソフトの利用方法を指導
○応用コース: 一通り使いこなせる人を対象に解析ソフトの設計・研究に有用な活用方法を指導
開催は、関東(東京大学本郷キャンパス)で6回、関西(京都大学吉田山キャンパス)で2回を予定しています。
<実習講座の開催月>
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7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
1月 |
関東(東京大学) |
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8/22 |
9/19 |
10/19 |
11/16 |
12/12 |
1/18 |
関西(京都大学) |
7/19 |
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9/20 |
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11/15 |
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この実習講座の他に、β版を使った解析事例発表セミナーや他の機関で開催される講習会内でも積極的に開催していく予定です。なお、実習講座は有料ですが、他のセミナーや講習会は無料です。
ユーザの方々には、講習会の開催日時が決まり次第ご案内致します。多く方々の参加をお待ち致すと共に、この講習会の実施により、MemsONEユーザが拡大することを期待しています。
3 2007国際ロボット展について(11月28日~12月1日)
社団法人日本ロボット工業会/日刊工業新聞社主催による、2007国際ロボット展は下記により開催予定ですので、ご案内申し上げます。なお、2007国際ロボット展に特別企画として「マイクロファクトリー実証ゾーン」が設けられます。主催者によると、「本特別ゾーンでは、未来のマイクロファクトリーの実現に向けた様々な機器、製品、ソリューションビジネスを一同に展示・展開される」とのことであります。
記
会 期 平成19年11月28日(水)~12月1日(土)
会 場 東京ビッグサイト 東ホール
開催時間 午前10時~午後5時(最終日は、午後4時30分まで)
予想来場者 10万人
入場料 一般1,000円 学生・団体(15名以上)500円
但し、事前登録者及び招待券持参者は無料
その他 現在、特別企画「マイクロファクトリー実証ゾーン」への出展者を募集中ですので、関
心のある方は2007国際ロボット展事務局(URL: http://www.nikkan.co.jp./eve/ )ま
でお問い合わせ下さい
1.経済政策動向
■月例経済報告(7月17日)
7月の月例報告では、景気の基調判断について「景気は、生産の一部に弱さがみられるものの、回復している。」との判断。先行きについては、企業部門の好調さが持続し、これが家計部門へ波及し国内民間需要に支えられた景気回復が続くと見込まれる。一方、原油価格の動向が内外経済に与える影響等には留意する必要がある。としている。
○月例経済報告関係資料
http://www5.cao.go.jp/keizai3/2007/0717getsurei/main.html
■経済産業省の主な経済指標(7月30日)
経済産業省は各種経済指標を取りまとめた資料を発表。たとえば、鉱工業指数(IIP)に関しては、「6月(速報値)の生産は前月比1.2%と4ヶ月ぶりの上昇、出荷は同0.7%と3ヶ月連続の上昇、在庫は同▲0.3%と2ヶ月連続の低下、在庫率は同2.5%の低下」と分析している。
[概要(PDF)]http://www.meti.go.jp/statistics/downloadfiles/omonakeikishihyo.pdf
[ダイジェスト]http://www.meti.go.jp/statistics/data/hshihyo01j.html
■イノベーション創出を取り巻く関連政策動向
1.中小企業向け信用保証を海外子会社向けに拡充
経済産業省は、中小企業の海外子会社が現地で銀行等から融資を受けやすくするため、8月から信用保証制度を拡充する。この措置は、産業活力再生特別措置法の改正の一環として行われ、8月6日から施行される。
この制度は、企業の海外子会社が現地の銀行から資金を借り入れる際に、国内の親会社の依頼により国内の金融機関が発行する信用状に基づく債務を信用保証協会が保証することによって行われる。
これにより、海外子会社が現地の金融機関から融資を受けやすくなることになり、企業の海外事業の強化に資することになろう。
参考: http://www.meti.go.jp/press/20070731002/20070731002.html
2.輸出管理に関し政府の委員会が報告書を提出
産業構造委員会の安全保障貿易管理小委員会が6月に報告書(中間とりまとめ)を提出し、罰則強化等を含む提言を行った。
提言の主な内容は、まず、罰則強化である。例えば無許可輸出は現在、5年以下の懲役若しくは200万以下の罰金となっている。法人についても無許可輸出は3年以内の輸出禁止処分が行われることがあるとされている。報告書ではこれらの罰則レベルについて見直しを行い刑事罰の引上げ等重罰化を図ることが必要と提言している。
次に、ワッセナー・アレンジメント合意による非リスト品目向け規制に係る対応についても記述している。現在、わが国では核兵器等の大量破壊兵器については、非リスト品目に対しても一定要件の下で輸出や技術提供に際して事前に許可を必要とする規制(「キャッチオール規制」)が導入されているが、通常兵器についてはこのような規制が行われていない。通常兵器に関しては、2003年のワッセナー・アレンジメント総会において、「通常兵器キャッチオール規制」の導入についても合意がなされている。これを受けて、欧州ではすでに規制がなされており、米国でも導入の検討がなされている。報告では、わが国においても国際的な動向を十分見極めつつ、法制的な視点を含め引き続き検討することが求められるとの記述がなされている。
また、大量破壊兵器関連技術の移転に係る規制については、わが国では技術提供に係る許可制度を設けているが、国内での移転については規制されていない。法人内での外国人に対する技術の移転や人的交流等多様な技術の流出過程の在り方についても見直しを急ぐ必要があると奉公している。
さらに、国連安保理決議1540号では、積み替え、取引仲介、通貨(トランジット)に対する適切なきせいをもとめているが、この決議に対する検討が求められるともしている。
これらの報告を受け、例えば罰則については、臨時国会等の早い時期に法律改正案を出すのではないかと思われる。
参考:http://www.meti.go.jp/report/downloadfiles/g60809a01j.pdf
3.「アジア・ゲートウエイ戦略会議」の実現化として、税関手数料の軽減実現
7月から深夜、早朝の通関手数料が一層削減された。輸出入手続きに係る手数料は、通常開いている時間帯以外は割増となっているが、成田空港や関西空港等の手数料軽減区域では半額となっている。7月1日からは、特定輸入者・輸出者(適切な管理を行っている者)はさらにこの半額の手数料となった。
政府の主導する「アジア・ゲートウエイ戦略会議」(座長:伊東元重東大教授)は5月に構想を決定しているが、その一環として「貿易手続改革プログラム」を5月14日に決定している。プログラムでは、①規制の見直し、手続きの統一化・簡素化②日本版AEO制度
(Authorized Economic Operators:貨物セキュリティー管理と物流効率化を両立させる制度)の構築③「次世代シングルウインドウ」(各行政当局関係者間の各システム間の連携。関係省庁は財務省、経済産業省及び国土交通省。)の見直しが提言されている。
今回の手数料の逓減措置は「アジア・ゲートウエイ戦略会議」の一環として実現が果たされたものである。
参考:http://www.kantei.go.jp/jp/singi/asia/index.html
4.中古家電PSE無しの販売を認める方向
現在、中古家電を販売する際にもPSEマークが必要であるが、マーク無しでも販売できる方向で検討が進められている。産業構造審議会製品安全小委員会は6月28日に製品ライフサイクル全体の安全確保強化に向けて中間とりまとめ(案)を取りまとめた。
小委員会では旧電気用品取締法適合製品の安全性に関する実態調査の結果等を踏まえ、「旧電気用品取締適合製品についても検査を要せず販売するよう制度改正することを検討すべき」との意見が大勢を占めた。なお、ビンテージ品については、情報提供を適切に実施したうえで販売する現在の特別承認制度の運用を継続すべきであるとしている。中間報告では、以上の指摘を踏まえて制度の見直しが検討されるべきであるとしており、現在パブリックコメントを求めている。
今後同小委員会では、パブリックコメントを踏まえ8月中に最終とりまとめを行う予定であり、報告を踏まえた法律改正により来年4月以降にこれを実施する予定とている。
参考:http://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/9_shiryo/07062801_chukan.pdf
2.産業技術政策動向
■総合科学技術会議開催(6月14日)
第68回総合科学技術会議が6月14日に開催され、議事は以下のとおり。
(1)平成20年度科学技術に関する予算等の資源配分の方針(案)について
(2)競争的資金の拡充と制度改革の推進について
(3)最近の科学技術の動向
(4)その他
なお、配布された資料については、総合科学技術会議(第68回)議事次第参照
http://www8.cao.go.jp/cstp/siryo/haihu68/haihu-si68.html
また、科学技術の振興に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るための第3期科学技術基本計画は平成18年3月28日に閣議決 定されている
[本文(PDF形式)] http://www8.cao.go.jp/cstp/kihonkeikaku/honbun.pdf
[概要(PDF形式)] http://www8.cao.go.jp/cstp/kihonkeikaku/gaiyo.pdf
[分野別推進戦略] http://www8.cao.go.jp/cstp/kihon3/bunyabetu.html
■経済産業省の産業技術政策
○産業技術政策の概要(パンフレット)
―技術革新による強靭な経済発展基盤の構築に向けて―
http://www.meti.go.jp/policy/innovation_policy/main_01.files/pamphlet.pdf
○ 経済産業省の研究開発 「技術戦略マップ2007」
http://www.meti.go.jp/policy/kenkyu_kaihatu/
「技術戦略マップ2007」が平成19年4月に経済産業省から発表になっています。技術戦略マップは、新産業を創造していくために必要な技術目標や製品・サービスの需要を創造するための方策を示したもの。
■NEDO産業技術政策関連
○ NEDO海外レポート1003号 「ライフサイエンス特集」 2007.7.4
http://www.nedo.go.jp/kankobutsu/report/1003/index.html
○ NEDO海外レポート1004号 「燃料電池・水素特集」 2007.7.25
http://www.nedo.go.jp/kankobutsu/report/1004/index.html
1 経済産業省の人事異動
平成19年7月10日付
(氏 名) (新) (旧)
高橋 泰三 資源エネルギー庁電力・ガス 製造産業局産業機械課長
事業部原子力政策課長
秋庭 英人 製造産業局産業機械課長 ジェトロ香港事務所
産業調査員
以上 |