NEDO委託事業「IoT社会実現のための超微小量センシング技術開発」の下で、国立大学法人東京医科歯科大学、技術研究組合NMEMS技術研究機構が共同で提案した「薄膜ナノ増強蛍光による経皮ガス成分の超高感度バイオ計測端末の開発」が始動します。
本事業の実施期間は2019年から3年でステージゲートを経て、その後2年、計5年間とし、日本が強みを有する最先端のナノテクノロジーやバイオテクノロジーをイノベーションの起点として、既存の超高精度計測・分析装置でしか検出できない超微小量の成分を、小型・軽量・省エネルギーでありながら低コストで安定的に検出できる技術を世界に先駆けて開発します。これにより、生活習慣病の予兆検知やウイルス感染の拡大防止、防災・減災による安全・安心な社会の実現に貢献します。
「薄膜ナノ増強蛍光による経皮ガス成分の超高感度バイオ計測端末の開発」においては、近未来の健康長寿のためのバイオIoT社会の実現に向けて、薄膜ナノ増強蛍光と気相バイオセンシング技術を融合した超高感度ガス計測デバイスを開発し、通信機能を有する小型ウェアラブル計測端末とすることで、血液より皮膚表面に透過・拡散する極低濃度の揮発性有機ガス成分の超高感度かつ連続的なIoT計測を実現することを目指します。
|